教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜



「コーヒー3つくれ」

「かしこまりました。」

何て言われるんだろ...
別れる?飛ばす?クビ?

「まぁまぁ二人ともそんな緊張しないで、ゆっくりコーヒーを飲みながら話そう。」

「「はい...」」

「別に私は反対じゃないぞ?だから安心しなさい。」

「「えっ!?」」

「ただし、できちゃった婚などは勘弁してくれよ?二人の交際は認めるけど、結婚の時期はよ〜く考えること。学校ではあくまでも同僚として過ごすこと、切り替えが出来ないようであればどちらかを飛ばすことになる。だが、結婚する時はどちらか移動して貰うよ?さすがに夫婦で同じ学校で...と言うことはできない。」

「はい、こないだ優木先生からも言われました。ちゃんと学校とプライベートの切り替えはしますし、結婚などこれからのことはしっかり二人で話し合いたいと思っています。ちょっと知り合いの子供を預かったり、中々話し合う時間がなくて...。」
「よかった、さすが優木先生だ。では、今言ったことよろしくお願いしますね?」

「「はい。」」

「私も嬉しいよ。二人が付き合ってるとは。他校の先生から見合いの誘いが二人宛によく来るんだよ。だが、私はそういったのは嫌いでね、今まで全部断って来たんだ。自分の選択が正しかったと思うとホッとしたよ。」

「すみません...」

「いやいや、話して貰えて嬉しかったよ。学校のみんなにはまだ言ってないようだけど、どうすのかね?」

「流れに任せて、その時が来たら、話そうと思ってます。」

「そうかそうか!!楽しみにしてるよ。」

「はい、ありがとうございます。」





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