母が倒れて
それから
母の思ったよりも元気な姿を見て安心したのだろう


父は朝起きると仕事に行っていた


多分家に居ると色々考えてしまうのだろう


自分の出来る事をやる人だから家に居てグダグダするよりも働いて稼ぐのが自分の役割と思ったのかもしれない


普段は絶対に家事はしない昔の男だったけれど自分で食事を作り仕事に行った父親を凄いなと思うと同時に

出来るのかよ!?

とびっくりしつつ初めからやれよとも思った(笑)


昼過ぎになり病院へ行った


昨日上がらなかった腕は肩より少し下まで上がるようになり言葉もゆっくりならわかるくらいまで話せるようになっていた

自分が上手く話が出来ない事を理解したようで伝わらない時には顔をしかも悔しそうにしていた


ゆっくり焦らず話をするように説明したけれどどうしても伝わらず何度か聞くと

『もういい』と諦めてしまう

リハビリだから諦めないで話するように何度も言い頑張らせた


孫の事をしきりに気にして『ま・ご・は・げ・ん・き?』と聞いてきたので可愛くて仕方ないんだなと思いながら少し孫に嫉妬した(笑)

孫は面会が出来ないので私が部屋に入る時に扉を開けて病室の外から見せると涙を流しながら手を振り喜んでいた

以前働いていた時にお世話になっていた人達が噂を聞いて会いにきてくれ励ましてくれた

何年も前に辞めたのに覚えていてくれて師長さんまでわざわざ仕事中に会いにきてくれた事に感動し涙が出る

ここで働いて良かった、また戻ってきたいと思った


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