冷たい君の裏側に

休憩時間。
いつもする事がある。

バッグから携帯を取り出し、受信ボックスをチェックする。

また来てる。


未音からのメール。

文字制限ギリギリなのに、へぇ、としか言えないメール。

そんなくだらないメールで俺が元気になるなんて、未音は思ってもいないだろう。

受信時間が、補習の時間だということに笑える。


バカのくせに、授業すら聞いていない。



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