花とキミ*春・夏
「あれー花菜ちゃん1人?」
窓の外を眺めていた私の
後ろから聞こえた声は予想外の人。
慌てて、後ろを振り向くと
そこには2人、学園の王子様。
「空哉くん、雷哉くんも‥
どうしたの?」
「ん?4人で帰ろうかと
思ったんだけど‥璃菜ちゃんは?」
「璃菜は、クラス委員の集まりだって。」
「そっかぁ‥」
分かりやすく落ち込んだ雷哉くん。
本当に璃菜のこと好きなんだね‥
「花菜、何かあったか?」
え‥まるで何もかも知っているみたいに
尋ねられたその言葉の優しさに
すがりそうになる。