花とキミ*春・夏
泣かれると、期待するんだけど‥
指で花菜の涙を拭って尋ねる。
「避けてたのって‥そのせい?」
首を縦に振った花菜。
「よかった‥
てか‥それだったら、俺のせいじゃん。」
「ううん‥違うの。」
何が違うんだよ‥
完璧、俺のせいじゃん。
「でも、何で‥俺が花菜のこと
嫌いとか思ったわけ?」
「あ‥そうだ。それがあったんだ。
会長さんのボイスレコーダー。」
「ボイスレコーダー?」
「うん‥空哉くんの声で‥
色々、言われちゃった‥」
何で‥俺の声?まさか‥
「それ‥何て言ってたか覚えてる?」