涙龍
抱きしめられたことに気付くのにそう時間はかからなかった
「勝手に1人でいくなよ…頼むから、危ないことすんな」
「…ごめんね、拓真」
心配かけてごめんなさい
そう付け加えた
「…拓真、そろそろ離れて?」
「…いやだ」
そう言って抱きしめる力を強くした
「…じゃ、倒してからね」
「……うん、わかった」
あたしたちは走り出した
まず飛び蹴りをくり出す
…内心自分カッコイいとか思ったことは
皆には秘密だ。

