みっくすじゅーす
陸の場合。


~回想~




「ゆーい!あがったよ!」



俺たちに慣れてきたのか、最初はそっけなかった陸も今では甘えん坊。

なんなのだこの子は。天使か??天使なのか!?ってくらいの変貌ぶり。



だが、いくら天使でも勘弁してほしい。



・・・・風呂上りに裸で抱きつくのは。



「ちょっ!?!?陸っ!?は、裸っ!?」



パニくる俺を楽しそうに見ている陸。

ドSっ!このサドッ!



「ふふっ唯かわいいっ」



俺の頬をすりすりしてくる。



ぼぼぼぼぼっ



いっきに赤くなる顔。



「り、陸っ!離れてっ!はーなーれろっ!」


「やーだ。唯が可愛いのが悪いんだ。」


くぅ。この悪魔め!!

天使じゃない!陸は悪魔だっ!



その後、涼が来るまで俺にずっと抱きついていた陸だった。



恐ろしい子だ。







・・・・・はぁ。



そう思うとあの三人はただの変態なんじゃねぇかって思う。



「はぁ・・・・変態野郎共めっ・・・。」




ばしゃっ




俺は少しのぼせたので、風呂をあがることにした。





「涼ー、輝京ー、陸ー、あがった・・・」



がばっ!




「のわぁあっ!」




いきなり誰かが抱きついてきて、



そのばに倒れてしまった。




「いって・・・。」



「うぅ・・・唯くんっ。」




その正体は・・・




「・・・・隼?」




そう、隼だった。




「どうしたんだよ?」



「今日から僕もここに住む。」



・・・・・・・・。






「はい?」





「だから、今日から僕は五人目のルームメイトです」



はい?



「なんで?」




「・・・それは秘密。」





・・・・というわけで。






俺のルームメイトがまた増えました。





これからどうなることやら・・・。


< 13 / 28 >

この作品をシェア

pagetop