会長さまのお秘めゴト!




「美ー鈴ちゃん!久しぶり」


「あら、どうして黒学の
みなさんが白女へ?」


コメカミをピクピクさせ
私は、黒学の会長さん
“伴龍平”に詰め寄る。


「いや。白女の学園長から
呼ばれたんだよ」


「私達もよ。なんでかしら」


「美ー鈴ちゃん、こっち
見てくれないの?」


「なんで、私達とあなた達が
一緒なのよ!最悪!」




クスっと、笑う彼は
私の犬猿の仲であり、
人生のライバル。
私の世界で一番嫌いなやつ。






「美鈴さまー!」

「あら、夏さん。御機嫌よう」

「今日も綺麗ー!」


私が微笑めば、大抵の
男は黒学会計の
“白石夏”のような
反応をするはず。

なのに、こいつは
余裕な笑みで
私を見下したような


だから、嫌いなのよ!


悔しいけど、私は
龍平には負けてばかり。


「美鈴。チュッ」

龍平に呼ばれて振り向いた
と、同時に
頬に口付けされる。

「なぁ////なぁにして
くれとんじゃい!ド阿呆!」



ほら、また。
私は、彼には勝てない。

私をからかって楽しい?



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