ひきこもり女学生の脳内断面図









「み、短けぇぇぇぇ!!なんだ、失恋でもしたのか?」






そういえばこの山賊頭を家族に披露するのは、初めてである。







それにしたってお姉ちゃんの派手な驚き方は、他人なら下手したら誤解を招きかねない。








「ううん、その逆」






「逆って・・・お前、なんかあったのか?」







「いいことだよ、いいこと」








失恋ではなく、好きな人と同じ名前の美容院に惹かれてこのありさまになったのだ。







断じて失恋どころか、恋の成就に一歩一歩近づいているのだ。








我ながら強引な言い訳だが、私は山賊頭でも涼しい顔をしていられるのは、ジローのおかげでもあるが・・・







電車から降りるときになぜか手の中にあったキャンディー。







何も覚えていないけど、目を覚ましたらなぜか元気になった気がしたのだ。








まさか加藤先生が隣に座っていたなんて、わかるわけがなかった。






























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