ひきこもり女学生の脳内断面図








おい書き手、下ネタしか思いつかないのか。







恥を知れ。










こんな場面を思いついた書き手に、私は心底意気消沈した。









それはそうと、ジローと目があった時の気まずさ。









トイレの前でぜえぜえ息を切らす私の前を、不思議そうにしながら学生たちは通り過ぎていく。











貧血と間違えるくらい血の気の失せた私は、そのままふらついた足取りで教室へ向かった。










さすがの私も今回ばかりは、何もなかったかのようにはふるまえるわけがない。私にとってもジローにとっても、とんでもない災難である。

















< 48 / 303 >

この作品をシェア

pagetop