ひきこもり女学生の脳内断面図








その相手は、どうして今までその魅力に気付かなかったのか不思議なくらい。







もう出会って2年になるのに。毎週火曜日と木曜日、私はその人に会える。








そして今日は火曜日。あの人に会える日だ。








そう思った私は、時間になると淡々とした手つきで教材をリュックに詰めて駅へと向かう。








電車にゆられて20分。その間の車窓も恋をしているからか、なんだかいつもよりきらきらしているように見える。








恋って不思議だ。なにもかもが幸せに思えてくる。







駅から歩いて5分でついた場所。「無駄骨予備校」と予備校の名前がくっきりと刻まれてる大きな扉を引く。







この扉、意外と重たくてあけるのに力がいるのだ。











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