美加、時空を越えて
ある日、美加は、テレビを見ていた。

レポ-タ-は、タイムトラベルを経験した人達の話を追っていた。

その中の一言が美加の心を奪った。

それは、「『時空の扉』をくぐり抜ければ 過去の自分や周りの生死に関わることまで思いの通りにすることが出来る」という一言だった。

美加の孤独な瞳は、大きくなり、心臓はばくばくと波打った。

(守の命を過去にさかのぼって、救えるかもしれない)

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