美加、時空を越えて
瞳「プライバシ-に関することだからね。
光、あまり興味なさそうだし……。
別にオ-プンにする必要もないかな、と思って」

見事なハンドル捌きで次々と前の車を追い越すと、病院に着いた。

光「ガソリンを撒き散らして、この世界に悪影響を与えないのか?」

瞳「改造したのよ。燃料は、ガソリンじゃないわ。
車の車輪の摩擦熱を利用してエネルギ-に返還しているのよ」

病院の廊下は、暗く冷たかった。

冷静さを失っている美加が、取り乱して言う。

「私のせいだわ。
私が歴史を変えてしまった。
2人に、もしもの事があったらどうしよう」

瞳「ナ-スセンタ-で話を聞いてくるから美加さんは、どこかで隠れて聞いていて」

瞳と光が、ナースセンターへ向かう。

瞳「すみません。
島美加さんの友人の者ですが、美加さん、大丈夫なんでしょうか」

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