蝶凛3 Never Say Never



蓮香『何か…はまだあまり決ってないので言えませんが…



待ってて下さい』



そう言ってあたしはニコリと笑った


東さんがあまり納得のいかなさそうな顔をしていることから、あまり信じていないことが容易に予想付いたが



東「…ありがとう……ありがとう」




と感謝を述べる東さんは、嘘でもいいから誰かに助けを求めていたのかもしれない



蓮香『携帯のアド教えてくれない?』



東さんを助けるには連絡先を聞いておきたかった



だけど、東さんは表情を歪め


東「あの人は、あたしの携帯に自分以外の人間の名前があることを許さないの…


それがたとえ…女でも


そして男ならもっと…」



そう言ってまた涙を瞳に溜める東さん




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