オタクな私とチャラ男のアイツ





「してない???!」


「あぁ…」


「嘘つくのはお止め!!」


私は睨みながらお兄ちゃんの胸ぐらを掴む


ちょっ! 待て來未いい!」


「―來未知らなかったの??」


エプロンで手を拭きながらお母さんがやって来た

「なにが??!!」

今の私はかなり殺気づいている

「お兄ちゃんは突然変異で目が赤いのよ?」


にっこり笑ったお母さんが悪魔に見えた………


「へ…?」


泥棒の件
お兄ちゃんの目の件で私は頭がシュートした。


ばったん!!!


「來未?!」

こうして
まだ桜の散る
高校入学式次の日――…

私は熱を出していきなり学校を休んだ――


いきなり学校なんて休んだから…

私はアナタの事知らなかったのよ――…


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