ラブリー生活
恋!!
私の名前は藤井杏。
家から15分の桜田中学校に通っている。
ごく普通の中学2年生。
どちらかと言えば、おとなしくて子供っぽい感じ。


私は中学校に入学して3ヶ月ぐらい経ってからいじめられるようになった。

理由は私の着ている服や持っている物が高いブランド物だから。
自分より下だと思っていたのに自分より上だと思ってたから。

 下とか上って言うのは、勉強や周りの男子の数を指している。
あと、夏休みにアメリカに塾の研修で行ったのにもムカついたみたい。

嫌なあだ名を付けられたり、私の物がゴミ箱に捨てられていたりした。

 私はこんな事になるならずっと学校を休みたいと思った。
私は学校の予定帳の1日の反省を書く所にいじめられている事を書いた。
先生が読んでくれて、次の日からいじめられている所をみて対策方法を考えると言ってくれた。


 予定帳に書いてから1週間が経った。
先生が1人1人呼び事情徴収。
みんな私をいじめている事を認めた。
朝の学習の時間を使って先生が私といじめてきた子を呼び出した。
教室は静かだったのが一気に騒がしくなった。
先生5人居る中で私はいじめてきた子に謝ってもらった。
そんな事で許したくなかったけど先生が頑張ってくれたから許した。


 謝っただけではいじめは無くならない。
その後もいじめは続いたけど耐えられないほどではなかった。
先生もよく監視していた。


先生が監視しているから止めるぐらいなら初めからいじめないでほしかった。
まー、これに懲りて人をいじめなければいいけどね。


 でも学年の全員が私をいじめて来た訳じゃないから守ってくれた子もいる。
クラスの学級委員の女の子と単なるクラスメイトの男の子。

女の子はクラスのヒーローみたいな優しい子。

男の子はちょっとおおちゃくい子。

この2人が私を守ってくれた。
守ることで自分たちもいじめられるかもしれないのに守ってくれた。
特に男の子は女の子を守ることで冷やかされる事もある。
なのに守ってくれたから本当ーに感謝です。
 私のお母さんなんか学校にうちの子をよろしくと言いに行った時に2人の名前を出した位だから。
でも先生は男の子の名前を出した時は首を傾げたんだって。



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