ラブリー生活

 屋上の錆びたドアが開いた。
ギィィー
「杏、杏」
竜輝が着てくれた。
私は、長い時間屋上にいたから寒くて意識が朦朧としていた。
「杏、杏、杏。目を覚ませ杏」
竜輝が私の体を揺する。
ドアが開き、たくさんの人が来た。
『杏、杏起きろ』
『藤井さんしっかりして』
私はそこで意識をなくした。


 重い瞼を開ける。
見えるのは真っ白な天井。
「杏、ココわかる?」
「保健室?」
「うん。大丈夫なの」
「竜輝、心配しすぎ」
私は保健室のベッドで寝ていた。
保健室の先生が来た。
「藤井さん、体調は?」
「大丈夫です」
「今、何があったか話せれる?」
私は覚えている限り全て話した。
「ありがと。休んでていいよ」
先生は職員室に行った。
「杏、よかった。心配したんだぞ」
「ゴメン、ゴメン。でも竜輝授業は?」
「いいの。杏と一緒に受ける」
「そっか。今何時?」
「今11時だよ。杏、3時間ぐらい寝てたんだよ」
「マジで。自分でビックリ」
授業が終わって先生に一言言って教室に戻った。
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