家族の時間
翔と健の部屋を健太がノックした。
渉と衛と啓悟が一緒に部屋にいた。
「やっぱり、ここにいたんだなぁ。健、腕、大丈夫か?」
健太は健に聞いた。
「大丈夫だよ。」
「父さん。」
渉が健太に声をかけた。
「和宏のこと、こいつらに話したよ。」
「父さん、拓海達にはなしていい?」
翔は、落ち込んだ顔をした。
「ああ、ただ、和宏君には黙っておくんだぞ。」
健太の問いかけに、全員うなずいた。
「早くねるんだよ。」
健太の言葉に、
「わかった!!」
と言った。
(男兄弟だなぁ)
健太はそう思いながら二階から降りた。
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