あくまで天使です。
とは言えず、べリアルの料理とやらを凝視した。
………なんか紫のオーラが漂っているんですけど。それが私の第一感想だ。
霊気のようなエネルギーのせいで肝心の料理が見えていないので、具体的な感想は出せない。
「さぁ食え食え。おっと身体が動かねえのか?」
気分が浮き立っているのがよくわかる笑顔でべリアルは喋る。
「なんならお姫様だっこでもしてやろうか?」
「ばっばかじゃないあんた!」
「嘘に決まってんだろカス」
………笑顔でカスって言われた。