あくまで天使です。
部屋の中が静まり返る。
私の茶を啜る音が異様にでかく、はしたない気持ちになる。
ちとっと彼、悪魔のほうを見てみると
「………ほぅ。なかなか見る目あるじゃねぇか」
なぜか嬉しそうににんまり笑っていた。私は思わず紅茶を口から発射させかける。
彼の笑顔は綺麗で怪しい。
「気に入ったぜ」
「そりゃどうも………」
私はお辞儀をした。べリアルは羽をしまい、クッションの上へ降り立った。
白羽が後に続いて絨毯に降り立つ。