あくまで天使です。
ああ、なんだよこの羞恥プレイ!
なんでこんなイケメンに自分の恋路の将来の願望を説明せねばならんのだ!
しかし察しのいいベリアルだから。ここで否定しても意味はなさない。
だから自分から言ってしまったほうが傷口は浅いだろう。
「んじゃ、あいつと付き合えばおまえは幸せになるんだな?」
「そっそりゃ、好きな人とデートできたらこの上ない幸せだよね」
ほぅ………、ベリアルは整った顔をすっと怪しげにゆがめた。