あくまで天使です。


「ええ。間もないですよ」


あっさりとそれを認め、天を仰ぐ。


「だけど兄貴には一生分といっても言い過ぎではない程の恩義があります。出会った瞬間から、俺はあの方に………」


そこまで言うと口をつぐみ、沈黙をごまかすようにジュースをあおった。


知りたかった。彼がなぜそこまでべリアルを慕っているかどうか明確な理由を。


べリアルが、何をして彼を救ったのかどうか。


< 290 / 625 >

この作品をシェア

pagetop