あくまで天使です。
こっ告白かぁ………と頬を染める。
地球の火山が一斉に大噴火するぐらいありえないことだが、OKされたら天に舞い上がるほどの至福だろう。
幸せこの上ない………。
そこまで考えたところでふと思考を中断させた。
確かあいつ、私を幸せにしたら帰るんだっけ………。
脳内にはふてぶてしい笑みを浮かべたべリアルがいる。あいつは文字通り天に帰り、また悪行三昧の日々を過ごすのだろうか。
「というかあなた、ブラッハーさんはどうしたのよ」
読みとられたかのように考えていたことを口に出された。