あくまで天使です。


樹君は立ち上がり、鞄を肩にかけた。


「あっうん」


私もそれに続き、鞄を手に持ち椅子を引いた。


「………Don't you like me any longer? He is that fellow too??」


入口の前でぴたりと停止し、樹君が振り返ってきた。


「はっはい?」


意味は宇宙人がしゃべる言語並みに不明だったが、何かを問いかけてきているのは察した。


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