あくまで天使です。

四日目 球技大会



「おいナギサ」


「んー?」


夜食のポテトチップスを加えていた私は、首だけべリアルに向けた。


べリアルは興味深そうに一枚の紙を手に持って眼を落している。


「何?」


ポテトチップス(グリコ味)をかみ砕き、ソファから身を乗り出してみる。


椅子に座って、足を組んだままべリアルは尋ねてくる。


「明日、ドッチボール大会があんのか」


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