あくまで天使です。
「この状況を利用しての外部犯かもしれねぇだろ。あの悪魔娘が………月緋はゼリー派?んなもん知るか!ゼリーが好きだったが、急にプリンのあのカルメラを味わいたいと思ったかもしれねぇじゃねえか!ゼリーなんかプルプルしてるだけの食い物に飽いてフルフルしてるプリンに先走っても仕方ねえ。もう一つはお前が食った。っつーもんだが、どうだ?寝ぼけてたとか。は?んな馬鹿じゃないわ?そんな馬鹿だろてめぇ。決定的な証拠がねえんだったら言いきれねえが、つまりそういうことだ」
長台詞を淡々と語り、べリアルはふぅと息をついた。
「………それで」
空になったコーヒーカップの黒い底を見つめる。
「………誰が犯人?」
「おれ」