あくまで天使です。
第五章~悪魔、天界へ帰省する~

一日目 告白




最近、なんだか調子がいい。


ずっと閉まっていた感情がはちきれたようだ。例えば今まで楽にきれたシャツが、急に太りすぎてボタンがはじけるみたいな。


ふっ切った時の反動が体調に影響をきたしているのかもしれない。


まぁいいほうに転がっているので、別に何の不満もないんだけどね。なんかべリアルが来てから生活習慣が一変した。


だらだらしていた朝の時間は、早く起きて二人分の食事を作る時間に変わった。


一人用とは量が全く違うのだから、いやでも朝は早く起きなければいけないのだ。


それでさっさと学校行ってさっさと帰ってくる。


いつもなら部室でうだうだしているが、晩飯を作らねばならないのでね。


< 536 / 625 >

この作品をシェア

pagetop