あくまで天使です。
逆に私の目つきは徐々に冷えたものを帯びていく。
「却下」
「はっ!?なんでだよ!今日はおれの好きにさせてくれるんじゃなかったのか!」
「それとこれとは別!私がホラー苦手なの知ってるでしょ!?」
「知らねえなぁ。てめぇの好き嫌いなんざ!これがいやだったらこっちの『デス・キラー』か、『狂いの古城』か………」
「物騒なタイトルしかでてこないんですがっ!」
「はぁ?じゃあてめぇは何がいい?」
「そうだねー『美白の天使』か『蒼空』とか『貧乏お嬢様………」
「もういい。聞いてるだけでむつこい」