あくまで天使です。


『樹君って………天の邪鬼だねえ』


急変した態度と言葉に怒り心頭に発する。


『だから君に僕の何がわかるんだよ!黙っててくれ』


『ほら。そうやってムキになるとことか。ムキになるってことは図星ってことでしょ?』


何言ってるんだこの子は。


『自分の実態を嫌う人となんて付き合わなくていいんだよ。そっちのほうがよっぽど楽だしね。もっと人を信じれば?』


そう言って、彼女は僕に背を向けた。


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