アリスと子ヤギ達〜食べ過ぎは…〜[企画・もしアリス]
「ふぇ…???」

と、キョトンとする私に、

「アリス…あなたは私から逃げ出せたのに、それをしなかった。それが答えじゃないの?食べたのにいるのなら、余程、図太いか馬鹿かだよね?」

と、微笑みかけた。

「えっ!?そうだったのぉ?」

私は間抜けに、ポカーンと開けた口を閉じる事が出来ない。

それを見て、お母さんヤギが、

「アリスは、ホントにたくさんの面白い顔ができるのね。」

と、楽しそうに言うと、

「もう…。」

と、私は泣くのをやめて、膨れっ面になりながら立ち上がった。
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