青い月の夜に


考えすぎて頭が痛い。




ハルキが消えてしまうなんて絶対嫌だ。




でも、無意識に類さんがそれを望んでいるから“ハルキ”でいられる時間が短くなっている。




それに、ハルキもそれを受け入れている。




もう、どうしようもないのかな……。




私は本当に無力だって思い知らされる。




何も出来ない。




それどころか、私がハルキの消える原因になってしまったのだ。




無感情だった類さんが私に恋をした……らしいから。



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