続*恋した人は社長さん
意地悪な人かと思ったけど、傷の手当てしてくれてるし、いい人なのかな…?
「ん。できた。」
ひとりで考えている間に終わっていた
膝とおでこと手の甲にバンソウコ
所々にシップ
痛々しいな~
気がつけば外は暗くなっていた
「ありがとう、あたしのせいで帰るの遅くなっちゃったね。ゴメン。」
「別に。荷物教室だろ?歩けるか?」
「大丈夫。中津先輩、先に帰っていいよ?これ以上、迷惑かけられないよ。」
「ムリ。なんかお前ほっとけねぇし。」
ほっとけない?どうゆうことよ…
ほっといてくれてかまわないし!
「あ、それと名前。“聖也”って呼べよ。」
「えー、だって先輩じゃん。」
「だから今さらだろって(笑)ほら、言ってみ?」
「………。」
「亜希。」
なんでだろう
あたし、きっとこの人に逆らえない
「………せーや。」
ボソッと言ったあたしにフッと笑い目を細めた聖也
その表情にドキッとした