アリス、王子とキスをする!?【企画もしアリス】
「今日も晴天なり!」



あたしは窓を開けて、朝の澄んだ空に向かって叫んだ。



目を閉じて、耳を澄ませば聞こえて来る。



朝を知らせる様にコケコッコーと鳴く鶏の声。



群れになって飛びながら、チュンチュンと可愛い声を出す小鳥。



ふわーっとカーテンを靡かせながら部屋に入ってくる風の音。



全てが清々しい朝である事を表している。



こんな日には、外で遊ぶのが1番だ。



そんな事を考えていると、階下からお母さんの声が聞こえて来た。



「アリスー!まだ、寝てるのー!?早く朝食、食べなさーい!」



「起きてるから!今すぐ行くー!」



私はお母さんに返事してから、階段をトントンと心地よい音を響かせながら降りた。



「アリス、おはよう」



「おはよう、お父さん」



今日も笑顔のお父さんは、朝食を食べながら挨拶してくれた。



お母さんもお父さんみたいに優しかったら良かったのに。



なーんて、思う時もあるけれど、お母さんが優しかったら気持ち悪い。



想像しただけで背筋がゾクッとする。






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