お姫様だっこ



「なんで?」


あたしが聞くと、気まずそうな研の後ろで俊が答えた。


「研と俺のファンがマジありえねぇんだよ。他校の女どもも来てマジうざいんだわ」




やっぱりそうなんだぁ…ファンの人達が来ないわけが無いよね。



「じゃぁ止めとこ!」



あたしはアッサリ諦めて近くの出店に行った。



いろいろ食べた後、休憩時間の終わりが来た事に気付く。




「菜帆!やばい、戻んなきゃ!」


「げっ。もぉ?じゃ俊また帰りね」


「研またねぇ。楽しかった♪頑張ろうねぇ」





バイバイしてカフェへと戻る。さっきより人が減ってマシになってた。



エプロンを付けてお店に出る。



「おかえり!美優」



智也が近付いてきた。



「休憩ありがと。智也も行きなよ」


「じゃ行ってくるな」



智也も休憩に行った。



「智也くぅーん!どこ行くのー?」



他校の女子達の残念そうな声が聞こえた。



「すぐ戻るよ!!」



うまく交わしながら足早に教室を出て行った。



そういえば……




智也ってズット彼女いないよねぇ。カッコイイのに何故だろう?



智也は中学の時は彼女いたらしいけど高校入学の前に別れたらしい。




それからズットいないみたい。



彼女つくる気ないのかな?そう思ってた。






でも……







智也も鉄と同じだったんだね。





だからあんなに鉄の気持ちを理解できたんだね…‥
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