お姫様だっこ
文化祭二日目。
今日はユックリ色んな所を見れる。
今日は研とユックリ過ごそう。
出店の人達は今日も元気よく頑張ってる。
大きな声が飛び交う校内。
あたしは研と手を繋いで歩く。
「研なに食べる?今日はイッパイ時間あるもんね♪」
あたしは一人浮かれてテンションが高い。
でも研は元気が無かった。
「俺まだ何もいらねぇ。美優は好きなの買いな?」
「研、食欲ないの?」
心配して顔を覗き込んだ。
顔色は悪くないな。
変だよ。
お祭りごととか大好きで誰よりもハシャぎまくる研が元気がないなんて。
「なにかあった?」
「いや別に?……ほら、お好み焼きがあるぞ!!」
そう言って、はぐらかされた。
でも、あたしは目の前の美味しそうなお好み焼きに食いついてしまった。
すぐ買いに行って研のそばに戻った。
人があまり居ない場所に座ってお好み焼きを食べる。
あたしが半分くらい食べた頃、
「飲み物買ってくるな」
あたしを残して研は人混みの中へ消えた。
研が行って少し経った頃、
「美優!♪」
後ろから名前を呼ばれた。振り向くと
「智也!」
クレープ片手にコッチに走ってくる。