お姫様だっこ



あたしの心配をよそに智也は研に近付いていく。



あたしは上手く息が出来ないでいた。





「何やってんだ?てめぇ」



研が静かに怒りを表す。



「いや別に?世間話?」



智也は余裕に見えた。それだけ言って智也は去っていった。










研はマダ怖い顔をしてあたしに近付いてくる。



あたしは固まっていた。





「お前、隙見せすぎだろ?」




はぁっ…と溜め息をつく研。



やっぱり、智也にお好み焼き食べさせてるとこ見てたんだ。





「ごめん…」


あたしは下を向いたまま謝る。







「あのさぁ…」




研が話し出した。
< 197 / 330 >

この作品をシェア

pagetop