お姫様だっこ
あたしの心配をよそに智也は研に近付いていく。
あたしは上手く息が出来ないでいた。
「何やってんだ?てめぇ」
研が静かに怒りを表す。
「いや別に?世間話?」
智也は余裕に見えた。それだけ言って智也は去っていった。
研はマダ怖い顔をしてあたしに近付いてくる。
あたしは固まっていた。
「お前、隙見せすぎだろ?」
はぁっ…と溜め息をつく研。
やっぱり、智也にお好み焼き食べさせてるとこ見てたんだ。
「ごめん…」
あたしは下を向いたまま謝る。
「あのさぁ…」
研が話し出した。