お姫様だっこ



菜帆が見つけてくれた。



そしてぶつかってきてくれた。


愛を込めて叱ってくれた。



泣いてくれた。




気付いてあげられなくてごめんって自分を責めて…





菜帆――ごめんね。




菜帆にだけは話さなきゃいけなかったのに。



約束したのに…







自分をコントロール出来たなかったの…。







ごめんね――――…。
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