お姫様だっこ



ガラッ― 。


教室のドアを開ける。


窓際に居る菜帆と俊。


あたしに気付いて走り寄ってきた。



「美優おっはよぉ♪研は?」


「菜帆おはよ!研はカバン置いてから来るって。俊もおはよ」


「おぅ」



ガラッとドアが開いて研が入ってきた。



教室に居るみんなの視線集中。


女子が熱い視線送ってるよ…


複雑な心境のあたし。



やっぱ研はモテモテなのよねぇ。



「研おはよー」

「菜帆、俊おはよ」



4人で楽しく朝から雑談。


今日からもっともっと楽しい毎日になるんだろうな♪




4人で話してて
…みんなの視線を感じる。


「ねぇねぇ、あたしらめっちゃ見られてない?」


そう言うあたしを見て菜帆がニヤついてる。



「美優ボケてるぅ。あたしらが美男美女だからでしょー?」





菜帆…………


相変わらずだ。



「なんだそりゃ」


って研がツッコミ入れた。



俊は


「その通り!」


って自信満々だし。
< 87 / 330 >

この作品をシェア

pagetop