愛されたかった悪女

誘惑

彼は結婚式を挙げる為に、日本へ戻った。


妻がいたとしても、私は貴方が好き。


絶対に貴方の心を取り戻す。




ある日、私は気に入っているブランドの宝石店に出かけた。


いつかハヤトに買って欲しいと思っていたピンクダイヤモンドの指輪が売れたことを知った。


大きなハート形のピンク色のダイヤに洗練されたデザインでちりばめられたダイヤモンド。


店の中央に展示されてあったもので、私の目を引いたのだ。


ニューヨークのセレブには可愛すぎるデザインと値段はなかなか売れなかった。


店員に内緒だけれど……と教えてくれた「ハヤト・シトウ」の名前を聞いてあ然となった。


彼が結婚相手にあの指輪を贈った……。


胸が張り裂けそうなほど痛んだ。


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