私はペットです。雌犬です。
さようなら

「私…とうとう受け入れてしまった」

「は?心菜、なんの話をしてるの?」



「目まで…伏せてしまった」

「おーい…心菜?」



「抵抗するどころか…受け入れて…なんで?」

「いや、知らないし。だいたい、話が見えない」



「あれ?菊香…いつから、私の心を読めるようになったの?」

「あぁ…今までのは、心の声だったの?だったら、心菜…心の声、お口から駄々漏れですよー?」


え、まぢですか?!

慌てて口を押さえたが…


「手遅れですね」

「ですよねぇ…」


目の前には、目を輝かせた菊香

仕方がない…
相手が優さんだとは、バレない程度に今までのことを話そう

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