天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
油断しきったその後頭部を。

「よ~っすっ!」

ジ○ンプで引っ叩く!

「あいたあっ!」

眼鏡がズレ、大きく前のめりに倒れそうになる。

「な、何するんですか琉先輩…朝から乱暴ですねぇ…」

その男子生徒…啓太は迷惑そうに眼鏡を中指で押し上げた。

「何や何や、らんねーちゃんと喧嘩して元気あらへんなぁ」

ケラケラ笑いながら言う琉。

「らんねーちゃん?」

誰の事だろう?

キョトンとする啓太。

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