俺はその時、どう行動するか。
「………ふぅ」





綾音が眠り、ようやくリラックスした俺は、カッターシャツのボタンを1つ外した。


真冬の北海道へ向かう機内は暖房が効き、今の俺には暑いくらいだ。





それにしても…

まさかこの子とホテルまで同じなんて…


綾音とはつくづく…何か縁があるのかもしれない。


いや…、だが俺は明日結婚するのだから、澪以外の女性と縁があっても困るだけだ。



とにかく飛行機を降りたら、もうなるべく綾音とは関わらないようにしなければ。



すやすやと眠る綾音を見つめながら、俺はまだ指輪のない左手薬指に強くそう誓った。














結婚式まで
残り、23時間――――――…


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