俺はその時、どう行動するか。
俺は吐き気に口を抑える。





これは……本当に綾音の日記帳なのか?






さらに読み進めていくと、俺と澪が婚約した時のことが書いてあった。



婚約を知った綾音は、
【時が来た…】と書いている。




時が…来た?



俺はその後のページをめくる。


そして驚愕した。






「復讐を計画…?!」



綾音は常々、俺を独占し続ける澪に復讐を考えていた。


復讐……それは澪から全てを奪うこと。


ただ澪から俺を奪うことだけなら、いつでも出来た。


そんなことは、俺の好みを調べ尽くしその理想の女性になるべく努力を重ね続けた綾音には簡単なことだった。




だけどそれをずっとしなかったのは…





「澪が一番傷付くタイミングを待っていたから…だと…?」



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