俺はその時、どう行動するか。
だけど俺の理性がギリギリのところで一番最悪な言葉を止める。





「とりあえず…里奈の言っていたことは健二の馬鹿がホラ吹いただけだから……じゃあね」


「ちょ、ちょっと悠人さん、わたくしはただ…」



―――プツ…


澪が何か言おうとしたが、俺はこれ以上結婚式前に関係が壊れない為にも強制的に電話を切った。



今まで喧嘩で澪から謝った事はない。


今回だってこれ以上会話を続けたところで澪が謝ることはきっとないだろう。





あ―…くだらない。

俺って一体なんなんだろうな?



そんな気持ちで心の奥がいっぱいだった。



俺はそのままベッドに寝転がると携帯の電源を切った。



どいつもこいつも自分のことばかりだ。



俺はそのまま目を閉じた。












澪との結婚式まで
残り19時間――――――…

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