空想い

そうやって一年前の恐怖を
思い出していたら、ありさが
慌てて声をかけた


「なつみ!!」

ありさの声にはっとして
自分の体が震えていたことに
気付いた


ありさは私の様子に気付いて
くれていた

「・・大丈夫?」

「・・・ん
大丈夫。 ありがとね・・
少し風にあたってくるね」


ありさにそう告げて
教室を出た


気分が悪い

学校で思い出すことはなかった
のに・・


なんで学校で思いださなければ
いけないのだろう


「・・1限目サボろ・・」


そう呟いて一人で
屋上に向かった

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