先生と教官室2〜新しい道〜

苦いはコーヒー







――――――――……





あれ、何がどうなってるんだ?





唇に柔らかい感触が…。




「……っはぁ。」





伊緒の顔、真っ赤だな…。





唇に柔らかい感触、乱れた息。





そして、掴まれた俺の服。





あぁ、そうか…伊緒にキスされたんだ、俺。





しかも軽いものじゃなくて少し深めの…。






伊緒にしては珍しい大人のキスってやつだ。





ふーん…付き合いたての頃からじゃ想像も出来ないような行動だな。





「すいません…いきなりこんなことして…。」





そう言いながら、目を伏せて真っ赤になる伊緒の姿からは、どこか大人の雰囲気を感じた。





「先生?…聞いてます?」





でも、真っ赤になって照れる所は全然変わらない。





伊緒のこういうところ、何とも言えない愛しさを感じるんだよな…。






後ろ向きだったはずが、いつの間にか横向きに座っていた伊緒をもう一度力強く抱きしめた。






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