先生と教官室2〜新しい道〜
「ん?あぁ、そうだな。そろそろ行こうか。」
「はい。」
棒立ちだった足を動かし、靴へといれてゆく。
今日は普段はあまり履かないパンプス。
スニーカーばかり履く私が珍しくパンプスを履き、少し大人の格好をした。
「気をつけてね。先生、伊緒の事宜しくお願いします。」
「はい、任せて下さい。」
そう言いながら先生は、お母さんに頭を少し下げた。
それを合図に、私もお母さんに行ってきますと言ってドアノブに手をかける。
すると、空いている右手から暖かい感触がつたわってきた。