一番星の愛情物語
僕は大して頑張ってなんかいないのに。

壱星マネージャーに比べたら、全然……。

鍋を終えて、和兄は僕に壱星マネージャーを送るように言って、一足先に帰って行った。

僕ははにかみながら、壱星マネージャーに告げた。

「帰りましょうか」

壱星マネージャーは、モジモジしながら、チラッと僕に視線を向けた。

「あ、あの……ラーメン、食べに行きませんか?」

僕は瞬きをして、笑顔を向けた。

「何味にします?」

「と、豚骨で……」

「分かりました。こっちに美味しい店があるんです」

鍋の店から角に入って少し歩いた所に、僕の行き着けのラーメン屋があった。

豚骨はこの店が一番。店名はトントン屋。

トントン屋は何故か子犬の看板がお出迎えをしてくれる。

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