一番星の愛情物語

次男·嗣実~望む幸せ~

初めてのお泊まりが済み、本日は土曜日。


デートを兼ねて、いろはさまが会社見学を以前から希望していたので、嗣実さまはご自分の会社を案内する事となりました。


受付で名札を受け取り、嗣実さまは説明しながら、各フロアを案内しました。


「こちらが研究室です。休みがないので、今も動いていますが、邪魔になるといけないので、こちらから」


そっと窓から、いろはさまは中を伺いました。


「嗣実さまも病名ってあるんですよね」


「ええ、勿論。偏見が多くてあまり言わないのですが。日常的には薬を飲んだり、感情を押さえたりすれば普通に生活ができますから」


嗣実さまは、さらっと説明した。


いろはさまは、ギュッと嗣実さまの手を両手で握り締めました。
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