【短編】12月24日のキセキ
アナタへの罪悪感と彼への想いを天秤にかけても答えは出ない。
天秤にかけることすら申し訳なくて。
それで2人は、
どんどんすれ違っていったね……。
全てはハッキリできない私が悪いんだろうけど。どうしようもなく心は揺れていて。
壊れそうだった。
『ハッキリしてくれ』
『彼のところへ行けばいいだろ!』
『別れよう』
ケンカすれば、するほどアナタから離れられなくて。けれど心は彼への気持ちも手放さない。